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N-2シリーズ

◆概 略◆

 N-2は、1945年、N-3と同時に採用されたヘビーゾーン(-30℃〜-10℃)用フライトジャケットである。
 N-3同様、N-2A、N-2Bへと展開していく。N-3シリーズが爆撃機、輸送機などの搭乗員用から地上作業員用へと使用目的をシフトする中、N-2シリーズは狭いコックピット内で操縦に携わるパイロット用として使用された。

 B-3を改良したB-6がインターミディエイトゾーン(-10℃〜10℃)用フライトジャケットとして登場し、後にB-10、B-15、MA-1へと発展する一方、ヘビーゾーン(-30℃〜-10℃)用フライトジャケットは、B-3から1941年採用のB-7(通称アラスカン・スーツ、シープスキン製でベリーヘビーゾーン(-50℃〜-30℃)もカバー)から1943年のB-9(アウターはコットン、ダウンキルティングでベリーヘビーゾーン(-50℃〜-30℃)もカバー)、その後のB-11を経てN-2、N-3シリーズへと発展する。

写真はバズリクソンズ(東洋エンタープライズ)のN-2。 カラーはL-2、N-3と同様のオリーブドラブ。 N-3同様、防寒効果を高めるムートンとコヨーテトリムのフード付き。
写真はザ・リアルマッコイズ゙社のN-2A。 デザインはほぼN-2を継承しているが、カラーがL-2A、N-3A同様エアフォースブルーである。
写真はC.C.MASTERS(フェローズ)のN-2B。 デザインはほぼN-2を継承しているが、カラーがL-2B、N-3B同様セージグリーンである。

◆特 徴◆

 N-2シリーズはナイロン製でムートンとコヨーテトリムのフードを採用しているのが特徴。
 N-3と違い、コックピットで座った姿勢での機動性を重視し、丈はウェスト部分までで、裾はニットリブとなっている。L-2シリーズやN-3シリーズと同様に、N-2,N-2A、N-2Bのボディカラーは、オリーブドラブ→エアフォースブルー→セージグリーンと展開している。

レプリカに見るN-2シリーズの特徴
N-2シリーズの特徴である防寒用フード。ジッパーで二つに分かれる。
N-2の酸素マスク固定用タブ(オキシジェンタブ)はL-2、N-3と同様の革製。
N-2A、N-2Bの酸素マスク固定用タブ(オキシジェンタブ)はボディと同色のナイロン製。
 
 
 
写真のバズリクソンズのモデルは復刻したCROWN社ジッパーを採用している。
写真のリアルマッコイズのモデルは復刻したCONMAR社ジッパーを採用している

◆レプリカについて◆

 代表的なレプリカメーカーは以下の通り。
    <米 国>
    アビレックス、アルファインダストリー

    <日 本>
    ザ・リアルマッコイズ、バズリクソンズ、C.C.MASTERS(フェローズ)

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